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鎌倉駅西口から今小路を由比ヶ浜方面へ向かうと、やがて佐助川に架かる鎌倉十橋の一つ裁許橋がある。 鎌倉時代、この橋の近くには問注所があって、そこでの裁判の結果、無罪放免となった者が渡った橋であることからこの名がある。 一方、有罪だった者はというと、現在の六地蔵辺りにあった刑場に連れていかれ処刑された。 六地蔵は罪人供養のために建立されたもの。 昔の裁判は、無罪か重罪かのどちらかであったので、裁許橋を渡るか否かでは大きな違いがあった。 |
鎌倉十橋 鎌倉十橋MAP |
問注所跡 |
六地蔵 |
裁許橋にはもう一つの名がある。『新編相模国風土記稿』では「西行橋」と紹介されている。 一説によると、東大寺再建の勧進のため奥州平泉へ向う途中の西行が鎌倉に立ち寄った際、この橋の上で源頼朝に声をかけられたといわれる。 |
鎌倉市御成町 鎌倉駅西口から徒歩4分 |
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