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延台寺は、曽我兄弟の兄十郎祐成と恋仲だった虎御前ゆかりの寺。 1193年(建久4年)、富士裾野で仇討ちを成就させてこの世を去った曽我兄弟を供養するため、虎御前が法虎庵曽我堂を建てたのが始まり。 のちの1599年(慶長4年)に、身延山久遠寺の法雲院日道が延台寺を開いた。 |
現在の建物は、2005年(平成16年)の再建で、触れると子授けのご利益があるという「虎御石」が置かれている。 |
子宝に恵まれなかった山下長者の妻が虎池弁財天に祈願すると、弁財天が夢枕に現れ、美しい石を置いていった。 夫婦がその石を毎日礼拝していると、やがて女の子を授かった。 その日は1175年(安元元年)正月の虎の日・虎の刻。 生まれた子は虎池弁財天にちなんで「虎」と名付けられ成長していったが、それとともに石も大きくなりっていき、「生石」と呼ばれるようになり安産子授けの霊石として崇められたのだとか・・・ その石が虎御石。 虎の恋人だった曽我十郎祐成が、工藤祐経の刺客に狙われたときに、身代わりになったとも伝えられていることから、「十郎の身代わり石」とも呼ばれる。 「虎御石」は、毎年5月末に開催される「虎御石まつり」のときに開帳される。 |
虎御前木像 (鴫立庵) |
化粧井戸 |
鴫立庵の木像は虎御前19歳有髪僧体のもの。 旧東海道の化粧坂には虎御前が化粧に使ったという井戸が残されている。 |
曽我神社 (箱根神社) |
曽我兄弟の墓 (箱根路) |
虎御前は、祐成の三七日の忌日に箱根権現(箱根神社)の別当行実の坊で法事を行った後、出家して信濃の善光寺へ向かったのだという。 箱根路の五輪塔は曽我兄弟と虎御前のものだと伝えられる。 |
報復の連鎖〜曽我兄弟の仇討ち〜(okadoのブログ) |
神奈川県中郡大磯町大磯1054 JR東海道線「大磯駅」から徒歩10分 |
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