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法音寺(ほうおんじ)は、慈覚大師の創建と伝えられる寺。 西国観音霊場三十三所の中興の祖である花山天皇(花山法皇)の勅願所。 毎年8月16日の五山送り火で大北山に浮かび上がる左大文字の親火は、その日の朝に法音寺で行われる施餓鬼で使用された火。 応仁の乱の兵火で焼失したが復興され、現在は浄土宗禅林寺派の寺院。 本尊は阿弥陀如来。 山号は菩提樹山。 |
1008年(寛弘5年)2月8日、花山院で崩御した花山天皇は、法音寺の北に葬られた。 「山城名勝志」によると、法音寺は大北山の施無畏寺跡の南にあったのだという。 |
花山天皇は、寵愛していた藤原忯子の死をきっかけに、986年( 寛和2年)6月23日、藤原兼家・道兼父子の策略にあって、山科の元慶寺で出家した。 |
寛和の変~藤原兼家の政変・花山天皇の出家~ 花山天皇の退位を知っていた安倍晴明~寛和の変~ 長徳の変~藤原伊周・隆家兄弟、花山法皇を射る!~ |
中山寺 (宝塚市) |
石の櫃 (中山寺の石棺) |
出家後は法皇となり、西国観音霊場巡礼の開祖・徳道が中山寺の石棺(石の櫃)に納めた宝印を探し出し、三十三の観音霊場を巡礼。 西国観音霊場三十三所の中興の祖と呼ばれている。 |
花山院菩提寺 (三田市) |
花山法皇廟 (三田市) |
花山院菩提寺は花山法皇が隠棲した地で、境内には花山法皇の御廟がある。 |
出家した花山天皇は、花山院を御所とした。 |
京都市北区衣笠街道町40 |
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