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光明寺の本堂は「大殿」と呼ばれ、十四間四面で鎌倉の木造古建築では最大の建築物。 1698年(元禄11年)に建立され、国の重要文化財に指定されている。 かつては、開山然阿良忠像が安置されていたことから「祖師堂」とも呼ばれていた。 |
大殿は2020年(令和2年)3月から保存修理工事が始まり、本尊の阿弥陀如来及び諸尊像は開山堂に移されています。 工期は2030年(令和12年)まで。 |
本尊阿弥陀如来像、脇侍の観音菩薩像、勢至菩薩像は、鎌倉時代前期の仏像で京風の様式。 鎌倉六阿弥陀の一つ。 |
本尊右手には、それぞれに伝説を持つ善導大師像と弁財天像が安置されている。 もとは、この二体の仏像を安置するための二尊堂があったが、関東大震災で倒潰したため、現在は本堂に祀られている。 |
善導大師像は、開山の良忠が師の聖光から譲り受けたというもの。 善導大師とは、中国(唐)の浄土宗の開祖。 諸国行脚に出た良忠は、持ち歩くのに大変なので、善導大師像を筑後川に流したところ由比ヶ浜に漂着したという伝説がある。 |
弁財天像は江ノ島奥の院にあったのだという。 |
本尊左手には、我が国浄土宗の開祖法然上人像と、鎌倉市の重要文化財に指定されている木造如意輪観音像が安置されている(正中2年銘(1325年))。 如意輪観音は、鎌倉観音巡礼の札所の一つ。 |
光明寺第九世観誉祐崇(かんよゆうそう)の書。 光明寺は、祐崇の時に後土御門天皇より「関東総本山」の称号を受け「勅願所」とされ、「お十夜法要」も勅許された。 総門にも「勅願所」の額が掲げられている。 |
三門から見た本堂 |
お十夜 |
記主庭園 |
三尊五祖の石庭 |
善導大師像 |
材木座の光明寺は、後土御門天皇から「関東総本山」の称号を受けた寺。 10月12日〜15日の間は、夜を徹して念仏や御詠歌を唱える念仏会「お十夜法要」が行われる。 |
鎌倉市材木座6−17−19 0467(22)0603 鎌倉駅東口から徒歩35分又は 小坪経由逗子駅行バス「光明寺」下車 |
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