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光明寺の大殿に置かれている善導大師像は、中国・唐にあったのだという。 伝説によると・・・ 日本で浄土の教えが広まりつつあることを知った善導大師像は、僧と化して船に乗り込みんだ。 ところが途中で暴風雨に遭ってしまう。 善導大師像が荒れ狂う海に対し「南無阿弥陀仏」の名号を書いて投げると、暴風雨はたちまちに収まり、船は無事に博多に到着したのだとか・・・ この前夜、 「善導大師像が博多に着かれる」という夢告を受けた聖光が迎えに行ってみると、善導大師像は松のほとりにいらっしゃった。 喜んだ聖光は、この像を持ち帰り厚く信仰したのだという。 その後、聖光は諸国行脚に出る弟子の良忠にこの像を譲るが、良忠は持ち歩くのに大変なので「有縁の地で教えを垂れたまえ」と祈り、導大師像を筑後川に流した。 それから数年後、鎌倉の材木座の沖で七日七夜に及んで光り輝く物が現れる。 良忠が行ってみると、それは筑後川に流した善導大師像だった。 |
善導大師と弁財天 (大殿) |
浄土五祖絵伝 |
材木座の光明寺は、後土御門天皇から「関東総本山」の称号を受けた寺。 10月12日〜15日の間は、夜を徹して念仏や御詠歌を唱える念仏会「お十夜法要」が行われる。 |
鎌倉市材木座6−17−19 0467(22)0603 鎌倉駅東口から徒歩35分又は 小坪経由逗子駅行バス「光明寺」下車 |
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