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北条実時は、金沢北条氏の祖。 父は北条実泰(二代執権・北条義時の子)。 金沢(かねさわ)実時とも呼ばれる。 四代執権北条経時、五代執権北条時頼の側近として政務に加わり、引付衆や評定衆などの要職を歴任した。 八代執権北条時宗を補佐し、安達泰盛とともに越訴奉行も務めた。 「文永の役」後引退し、六浦荘金沢に移り住み、蔵書を集めた「金沢文庫」を創設している。 |
北条実時墓の左右に並ぶ五輪塔は金沢北条一族の墓といわれている。 |
1258年(正嘉2年)5月、北条実時は紫式部の『源氏物語』を写した「河内本」の原本を借りて書写させている。 それが尾張徳川家に伝えられた「尾州家本源氏物語」なのだとか。 |
北条実時と源氏物語〜尾張徳川家に伝えられた源氏物語〜 |
当時の鎌倉幕府の将軍は宗尊親王。 宗尊親王の御所(若宮大路幕府)の屏風には、色紙形の源氏絵が作られて貼られていたらしい。 |
称名寺は、金沢北条氏の祖北条実時が建てた持仏堂がはじまりとされ学問所として栄えた。 塔頭光明院の「大威徳明王像」は運慶の真作。 |
横浜市金沢区金沢町212−1 京浜急行金沢文庫駅下車徒歩15分。 |
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