鎌倉手帳(寺社散策)

鎌倉殿の13人 二代執権北条義時
特集!「鎌倉殿の13人」伊豆国編 特集!「鎌倉殿の13人」鎌倉編



第7回鎌倉検定試験2級
《芸術・文化の問題》

編集:yoritomo-japan.com







 芸術・文化に関する記述について、最も適当なものを1〜4から選びなさい。


(56) 多くの映画やテレビドラマで名脇役として活躍し、2013年(平成25)5月11日に鎌倉市内の自宅で逝去した俳優はだれか。

1 原田芳雄
3 三國連太郎
2 夏八木勲
4 地井武男


答 2



(57) 鎌倉三名鐘の一つである建長寺の梵鐘を鋳造した鋳物師はだれか。

1 物部国光
3 物部重光
2 国松源七
4 田中藤左衛門


 鎌倉三名鐘のうち建長寺の梵鐘は物部重光、円覚寺の梵鐘は物部国光が鋳造しました。
 物部重光は鎌倉大仏の鋳造も手掛けたといわれています。

答 3


建長寺梵鐘
リンクボタン建長寺の梵鐘



(58) 鎌倉文学館はもとはある藩の当主の子孫の別荘として建てられたが、ある藩とは何藩か。

1 日向延岡藩
3 磐城平藩
2 加賀藩
4 水戸藩


 鎌倉文学館は、加賀百万石前田家の別邸として建てられ、16代当主利為によって改築されました。

答 2


鎌倉文学館
リンクボタン鎌倉文学館



(59) 江戸時代に鎌倉を描いた絵図「鎌倉・江ノ嶋・大山新板往来双六」を描いた絵師はだれか。

1 歌川広重
3 葛飾北斎
2 歌川国貞
4 東洲斎写楽


答 3



(60) 1999年(平成11)に、オランダに本拠のあるNGOであるDOCOMOMO(「近代建築に関する建物・周辺環境の記録と保存」)によって「日本の近代建築20選」に選ばれたのはどこか。

神奈川県立近代美術館 鎌倉館
鎌倉文学館
鎌倉国宝館本館
日本基督教団鎌倉教会会堂


 神奈川県立近代美術館鎌倉館は日本初の公立近代美術館。坂倉準三の設計。
 日本のモダニズム建築を代表する建物として「日本の近代建築20選」に選ばれています。

答 1


神奈川県立近代美術館
リンクボタン神奈川県立近代美術館

神奈川県立近代美術館鎌倉館は、2016年(平成28年)に閉館し、その建物は、2019年(令和元年)より鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムとして利用されています。



(60) 次の施設について開館順に正しく並べているものはどれか。

神奈川県立近代美術館→鎌倉国宝館→鎌倉芸術館→鎌倉文学館
神奈川県立近代美術館→鎌倉国宝館→鎌倉文学館→鎌倉芸術館
鎌倉国宝館→神奈川県立近代美術館→鎌倉芸術館→鎌倉文学館
鎌倉国宝館→神奈川県立近代美術館→鎌倉文学館→鎌倉芸術館


 鎌倉国宝館は1928年(昭和3年)、神奈川県立近代美術館は1951年(昭和26年)、鎌倉文学館は1985年(昭和60年)、鎌倉芸術館は1993年(平成5年)の開館。

答 4


鎌倉国宝館
リンクボタン鎌倉国宝館



(62) 鎌倉の伝統芸能について、次の説明文で内容に誤りを含むものはどれか。

鎌倉木遣唄は、鎌倉鳶職組合木遣唄保存会によって伝承され、毎年1月4日、鶴岡八幡宮境内で行われる手斧始式で御神木が一の鳥居から本宮まで運ばれる時に歌われている。
鎌倉神楽は湯立神楽、湯花神楽ともいわれ、御霊神社(坂ノ下)の9月の例祭などで奉納される。
鎌倉天王唄は、源頼朝が鶴岡八幡宮を造営・再建する時、海上輸送された多くの材木を材木座海岸から境内まで運ぶ際に歌われていたと伝えられている。
飴屋踊りは、行商などの人たちが鎌倉と三浦を行き来するうち自然に伝えられたと思われ、その名は、この踊りを踊りながら飴を売り歩いたのに由来するとされる。


 鶴岡八幡宮で行われる「手斧始式」では、御神木が二の鳥居から段葛を通って、舞殿前に用意された祭場に奉安されます。

答 1







 芸術・文化について関連あることがらの組み合わせとして誤っているものを1〜4から選びなさい。


(63) 画家とアトリエを構えた地

1 有島生馬−七里ヶ浜
2 棟方志功−鎌倉山
3 平山郁夫−二階堂
4 黒田清輝−材木座(啓運寺)


 有島生馬は稲村ヶ崎。

答 1



(64) 寺院と天井絵

1 満福寺本堂−鎌倉彫の龍
2 建長寺法堂−雲龍図
3 常楽寺仏殿−白龍図
4 英勝寺仏殿−極彩色の鳥と天女


 白龍の図は円覚寺仏殿

答 3


建長寺雲龍
リンクボタン雲龍図
(建長寺)
仏殿天井画
リンクボタン雲龍図
(常楽寺)

円覚寺白龍図
リンクボタン白龍の図
(円覚寺)
英勝寺仏殿
リンクボタン英勝寺仏殿


建長寺・円覚寺の雲龍図



 芸術・文化について、次の説明文の[  ]に最も適当なものを1〜4から選びなさい。


 寺院と鎌倉文士との結びつきは多く、建長寺の〔 (65) 〕で病床にあった作家〔 (66) 〕は、半僧坊権現下の茶店の娘の世話を受け、彼女をモデルにした私小説を書いた。
 また、泉鏡花は、〔 (67) 〕に仮寓して、小説『星あかり』を書いた。
 また、広津和郎は、〔 (68) 〕に下宿して、著作に励み、『丹下左膳』で知られる作家〔 (69) 〕は,新婚生活を〔 (70) 〕で過ごした。


(65)
1 禅居院
3 天源院
2 宝珠院
4 回春院

(66)
1 宇野浩二
3 久米正雄
2 里見ク
4 葛西善蔵

(67)
1 長勝寺
3 妙長寺
2 妙隆寺
4 妙本寺

(68)
1 上行寺
3 別願寺
2 延命寺
4 来迎寺

(69)
1 大佛次郎
3 野村胡堂
2 林不忘
4 高見順

(70)
1 向福寺
3 成福寺
2 光照寺
4 九品寺


招寿軒
リンクボタン葛西善蔵とハナ
妙長寺
リンクボタン妙長寺

別願寺
リンクボタン別願寺
向福寺
リンクボタン向福寺


(65) 2  (66) 4
(67) 3  (68) 3
(69) 2  (70) 1 



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