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常立寺(日蓮宗)は、龍ノ口処刑場で処刑された者を弔うために建てられた寺。 北条時宗によって処刑された杜世忠ら元の国使もここに葬られたと伝えられている(参考:元寇)。 もともとは真言宗の回向山利生寺という寺であったが、1532(享禄5年)に日豪によって日蓮宗へと改宗され、寺名も常立寺と改められた(永正年間(1504〜21年)という説もある。)。 1845年(弘化2年)、日教により中興されている。 明治19年まで住職がいなかった龍口寺の輪番寺の一つ。 枝垂れ梅の名所。 |
開山 | 日豪 |
開基 | 鈴木隼人正 |
本尊 | 一塔両尊 |
鎌倉と日蓮 鎌倉の日蓮宗の寺 龍口寺輪番八ヶ寺 |
1275年(建治元年)、元(モンゴル帝国)の使者杜世忠ら5人が、北条時宗の命により龍ノ口で斬首された(参考:蒙古襲来)。 |
藤沢片瀬の地は、鎌倉時代に処刑場があった場所。 1271(文永8年)、日蓮もこの場所で処刑されそうになった(龍ノ口法難)。 元国使はこの刑場で処刑された。 |
元使塚〜蒙古襲来(元寇)と片瀬の常立寺〜 |
常立寺は、江の島道(国道467号線旧道)沿いに建てられている。 江の島道には、江の島への道標(常立寺の近くには「西行もどり松」の道標がある。)や一遍上人地蔵堂跡などの史跡が多く残されている。 昭和初期には裏山の龍口山に遊園地(龍口園)が建設され、常立寺の南に入口が設けられ、龍口山へ上がるためのエレベーターが設置されていた。 |
江の島参詣道(遊行寺〜片瀬〜江の島) 元使塚〜蒙古襲来(元寇)と片瀬の常立寺〜 |
藤沢市片瀬3−14−3 江ノ電「江ノ島駅」より徒歩3分 湘南モノレール「湘南江ノ島駅」より徒歩1分 |
龍口寺(藤沢市片瀬)は、1886年(明治19年)まで住職を持たず、その近くに八つの寺を建て、その寺が順番で日蓮の霊場である龍口寺を守ってきた。 この八つの寺は、龍口寺輪番八ヶ寺と呼ばれている。 |
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