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箱根神社の一の鳥居の傍らにある石造の地蔵菩薩像。 宇治川の先陣争いで佐々木高綱と先陣争いをした梶原景季の身代わりとなった地蔵と伝えられている。 伝説によると・・・ ある年、景季が箱根の地蔵尊に祈願していると刺客が襲いかかってきた。 父の景時と間違われたらしい。 景季は一刀のもとに斬られてしまうが・・・ 丑満の鐘が芦ノ湖に響き渡ると生き返った。 地蔵尊をみると・・・ 肩から左脇下にかけて斬られ、血が噴き出していたのだとか。 景季は、源頼朝の側近だった梶原景時の嫡男。 景時は、頼朝が挙兵したときには平家方の大庭景親に従っていたが、石橋山の戦いで敗れてしとどの窟に隠れ潜んでいた頼朝を見逃したと伝えられている。 その後、頼朝に仕えることとなるが、讒言で源義経をはじめとする多くの者を陥れたことで世間からは呪われていたが・・・ そのことに心を痛めていた景季は、地蔵尊を信仰していたらしい。 景時と景季は、よく似ていたのだという。 |
1180年(治承4年)、石橋山の戦いに敗れた源頼朝は、箱根権現(箱根神社)の別当行実を頼って逃れた。 のちに頼朝は走湯権現(伊豆山神社)・箱根権現の二所と三嶋社を参詣する「二所詣」を始めている。 |
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1 伊豆箱根バス「元箱根」下車 箱根登山バス「元箱根港」下車 徒歩10分 |
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