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鶴岡八幡宮の神輿(本宮三基、若宮四基)は、桃山期から江戸初期頃の形態的特徴をもったもの(神奈川県の有形民俗文化財)。 1624年(寛永元年)から1626年(寛永3年)の間に行われた徳川秀忠による鶴岡八幡宮の大改修では、上下宮を正遷宮したほか、諸堂・末社の修理、神器・祭器・神輿等の修復を行っていることや、若宮の神輿御屋根頂きの龍の飾り金具の柄に「寛永元暦十一月三日」と刻してあることから寛永初期の造営と考えられている。 若宮の神輿は本宮の神輿より小柄だが形式はほぼ同じ。 1821年(文政4年)正月17日午後8時頃、雪ノ下村置石町東側から起こった火災のため、本宮・式内社・楼門・廻廊・白旗社など、境内の諸堂を焼失するが、神輿は廻廊裏から英勝寺に移され無事だったのだという。 |
応神天皇・比売神・神功皇后は本宮御祭神。 神幸祭で渡御するのは、この三基。 |
応神天皇 |
比売神 |
神功皇后 |
御旅所 |
本宮の神輿三基は、2013年(平成25年)に修復が行われた。 若宮の神輿四基も、2016年(平成28年)から修復が行われ、現在は七基全ての修復が完了した。 |
「鶴岡八幡宮祭礼行列之図」は、江戸時代の行列の様子を描いたもの。 |
坂ノ下の御霊神社の神輿は、鶴岡八幡宮の神輿と同型といわれる。 |
鶴岡八幡宮例大祭 |
神幸祭 |
9月15日に行われる神幸祭では、本宮神輿三基が烏帽子、白丁姿の氏子崇敬者の所役に奉舁され、錦旗・高張提灯・太鼓・楯・鉾・弓・矢・太刀などの威儀物と共に行列を整えて、二ノ鳥居まで渡御する。 |
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