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高安寺は、藤原秀郷の居館跡に建てられた見性寺を始まりとする。 暦応年間(1338−1341年)に足利尊氏が高安護国禅寺として再建。 後醍醐天皇と元弘の乱以来の内乱による戦没者を弔うため、全国66ヶ国と2島に建立した安国寺の一つとして中興した。 開山は建長寺の大徹心悟。 室町幕府の保護により栄え、往時は塔頭10・末寺75に達したというが、鎌倉公方の足利氏満、満兼、持氏、成氏が陣を敷き、その後も上杉氏、後北条氏によって軍事的に利用され次第に衰退していった。 慶長年間(1596−1615年)、青梅海禅寺の末寺となり、曹洞宗に改められ再興され、現在に至っている。 現在の本堂は1803年(享和3年)の再建。「等持院」の扁額は、足利尊氏の法嗣名(参考:足利尊氏の墓(鎌倉:長壽寺))。 |
開基 | 足利尊氏 |
開山 | 大徹心悟 |
本尊 | 釈迦牟尼如来 (文殊、普賢の三尊仏) |
山門 |
鐘楼 |
秀郷稲荷大明神 |
弁慶硯の井戸 |
東京都府中市片町2−4−1 京王線・JR南武線「分倍河原駅」より徒歩7分 |
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