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高安寺は、俵藤太(たわらのとうた)・田原藤太(たはらのとうた)と呼ばれ、百足退治の伝説で知られる藤原秀郷の居館跡に建てられた寺。 境内の秀郷稲荷は、秀郷を祀る社で、高安寺の鎮守として建立された。 |
藤原秀郷は、下野大掾・藤原村雄の子といわれ、940年(天慶3年)、平将門の反乱(天慶の乱)を鎮圧し、下野・武蔵の国司と鎮守府将軍に叙せられた。 その後の動向は不明だが、源頼朝に流鏑馬を語ったという西行、頼朝の暗殺を企てた平景清、相模国の山内首藤氏、河村氏、波多野氏、奥州藤原氏などが秀郷の後裔といわれている。 |
平将門調伏の護摩焚きが行われたことに始まるという寺院。 |
高安寺は、足利尊氏が全国に置いた安国寺の一つとして建立された古刹。 当初は建長寺の末寺(臨済宗)だったが、現在は曹洞宗に改宗されている。 |
東京都府中市片町2−4−1 京王線・JR南武線「分倍河原駅」より徒歩7分 |
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