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ふるさとに ゆきも帰らで 君ともに 同じ野辺にて やがて消えなむ |
「もう帰りもしないで、あなたと同じく鳥辺野に消えてしまいたい・・・」 隆円は、藤原道隆と高階貴子の子で、一条天皇の皇后・藤原定子 の弟。 1000年(長保2年)、姉の定子が崩御すると葬送に従い、大雪の中でこの歌を詠んだのだという。 |
1000年(長保2年)12月16日の明け方に崩御した定子は、六波羅蜜寺に安置された後、27日、雪の中を鳥戸野(鳥辺野)へ葬送された。 葬儀を取り仕切ったのは、父の道隆に仕えた平惟仲だったのだという。 |
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