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越前市は全国一の和紙の産地。 越前和紙の歴史は古く、現存する最古の越前和紙は正倉院に残されている730年(天平2年)の「越前国大税帳」。 日本画の横山大観などの作家に愛用され、日本初の全国通用紙幣「太政官札」には越前和紙が使用された。 越前和紙職人の名跡を継承した八代目・岩野市兵衛が漉いた奉書はピカソも愛用したのだという。 越前和紙の里では、紙漉き体験・伝統工芸士による紙漉き・越前和紙の資料展示などが催されている。 |
岡太神社は、紙祖神の川上御前を祀る古社。 |
紫式部下向行列 |
越前和紙の洞窟 |
「紫ゆかりの館」に置かれている紫式部下向行列の人形・馬・調度などは越前和紙で作られている。 「光る君へ 越前 大河ドラマ館」が設置されている「しきぶきぶんミュージアム」には越前和紙の洞窟が設けられている。 |
『紫式部日記』によると・・・ 1008年(寛弘5年)、中宮藤原彰子が一条天皇のために始めた草子作りに、藤原道長は和紙や筆、墨などを提供している。 この草子とは紫式部の『源氏物語』のことらしい。 もしかすると、道長が差し入れた和紙は越前和紙だったかもしれない。 |
御草子作り~藤原彰子のもとで清書された『源氏物語』~ |
紫式部公園 |
紫式部像 (紫式部公園) |
996年(長徳2年)、紫式部は越前守に叙任された父の藤原為時に同行して越前国へ下向。 紫式部公園は、紫式部が越前国に下向したことを記念して整備された公園。 平安朝式庭園が再現され、十二単衣をまとった金色の紫式部像が置かれている。 |
福井県越前市新在家町8-44 JR武生駅から福鉄バスで「和紙の里」下車 【休館】毎週火曜日 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
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