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妻塚観音堂は、大庭景親の妻を祀る御堂が始まりという。 1159年(平治元年)の平治の乱で平清盛に敗れて伊豆国流罪となった源頼朝。 配流地の蛭ヶ小島で尾張国野間で最期を遂げた父義朝の菩提を弔う毎日を送っていたが、やがて、源氏再興を祈願するため三嶋大社への参拝を重ねるようになる。 そんな頼朝を暗殺しようとしたのが平家方の大庭景親。 伝説によると・・・ ある時、三嶋大社の近くの暗闇で人影を見つけた景親。 頼朝だと思って斬りつけたが・・・ それは頼朝ではなく自分の妻だった。 景親の妻は、源氏に縁のある人物で、夫の頼朝暗殺を止めようとしていたのだという。 そんな景親が妻の冥福を祈って建てたのが妻塚なのだと伝えられている。 |
大庭景親は相模国の大庭を本拠とした武将。 1180年(治承4年)、源頼朝が挙兵すると石橋山の戦いで勝利するが、富士川の戦いの際に捕らえられ、斬首された。 |
石橋山古戦場 (小田原市) |
大庭城址 (藤沢市) |
三嶋大社で源氏再興を祈願した源頼朝は、1180年(治承4年)8月17日の三嶋大社の祭礼の日に挙兵。 石橋山の戦いで大敗してしまうが、安房国へと渡って再挙し、10月に鎌倉に入って本拠とした。 |
源氏再興を祈願するため三嶋大社に百日間の日参をした頼朝が残した伝説。 |
三島市東本町1−13 伊豆箱根鉄道駿豆線 三島田町駅から徒歩10分 |
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