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続燈庵(ぞくとうあん)は、第三十世大喜法忻(だいきほうきん・仏満禅師)の塔所。 本尊は観音菩薩。 室町幕府の引付方頭人の今川範国が法忻のために創建し、のちに今川氏親によって再建された。 本尊の観音菩薩は、もと東慶寺に伝えられた像。 法忻は、浄妙寺・浄智寺・円覚寺・建長寺のなどの住職も勤めている。 「銅造仏応禅師骨壺」(夢窓国師の1327年(嘉暦2年)の銘:重要文化財)を所蔵する。 |
※ | 法忻は今川氏二代当主の基氏の四男。 範国は弟(駿河今川氏の初代当主)。 |
※ | 再建した氏親は今川氏九代当主(今川義元の父)。 |
※ | 「新編相模国風土記稿」は、足利尊氏の創建で、範国は中興開基と伝えている。 |
1978年(昭和53年)の発掘調査では、本堂の裏側から北条高時の廟所跡と考えられる地下式の墓穴が発見された。 『新編相模国風土記稿』には、南北朝期に高時の廟が佛日庵に改葬された記事が載せられていることから、それが裏付けられたといわれている。 |
静岡県清水区にある高源寺は、1200年(正治2年)1月20日、駿河国で討死した梶原景時一族の供養碑がある寺。 開山は大喜法忻と伝えられている。 開基といわれる高橋維之の子孫は、今川氏の家臣だったのだという。 |
禅宗では高僧の塔があるところを塔頭という。 円覚寺の塔頭は、その繁栄時には42院を数えたが、現在は19の塔頭が残されている。 |
円覚寺は、八代執権北条時宗が宋の禅僧無学祖元を招いて開かれた。 臨済宗円覚寺派大本山。 鎌倉五山の第二位。 |
鎌倉市山ノ内409 0467(22)0478 JR北鎌倉駅下車すぐ |
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