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比叡山は大黒天信仰発祥の地。 伝教大師最澄が比叡山へ登ったときに大黒天を見た場所なのだとか・・・ |
本尊は最澄が彫ったという三面出世大黒天。 正しい呼び方は三面六臂大黒天。 米俵の上に立ち、中央は食生活を守る大黒天、右は勇気と力を与える毘沙門天、左は美と才能を与える弁財天。 六つの手には、衆生の福徳を叶え苦難を除くための様々な道具を持っている。 豊臣秀吉が開運を祈願したことから、三面出世大黒天と呼ばれるようになったのだとか・・・ |
〜「見立て」の思想で造営された上野寛永寺〜 |
江戸城の鬼門の守護として天海が開いた上野寛永寺は、比叡山や清水寺をはじめとする京都周辺の寺社を模して造営されたのだという(見立ての思想)。 不忍池の島にある寛永寺の辯天堂は、不忍池を琵琶湖に、島を竹生島に見立てて建立された。 その横にある大黒天堂には豊臣秀吉が護持していたという大黒天像が安置されている。 |
不忍池辯天堂 (寛永寺) |
大黒天堂 (寛永寺) |
比叡山山内は東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)という地域があり、そこにある堂塔の総称を延暦寺という。 |
延暦寺は天台宗の総本山。 |
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