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不忍池辯天堂は、寛永寺を開いた天海が、不忍池を琵琶湖に島を竹生島に見立てて建立した堂。 琵琶湖に浮かぶ竹生島は弁才天の聖地。 もともと聖天が祀られていた小さな島を常陸下館藩主水谷勝隆が大きく造営し、竹生島の宝厳寺の弁才天が勧請された。 建立当初の島には橋が架っておらず舟で渡っていたが、参詣者の増加に伴い架橋されたのだという。 現在の堂は、1945年(昭和20年)の東京大空襲で焼失した後、1958年(昭和33年)に再建されたもの。 |
本尊の弁才天は、9月の「巳成金大祭」で開帳されている。 |
天海の寛永寺伽藍の設計は、比叡山をはじめとする京都周辺の寺社を見たてることにあったのだという。 辯天堂の横には大黒天堂が置かれているが、そのもとには延暦寺の三面六臂大黒天にあるのかも。 三面六臂大黒天は、大黒天・毘沙門天・弁財天が合体した像。 |
清水観音堂の舞台からは、不忍池にある辯天堂がよく見える。 |
【不忍池辯天堂所在地】 東京都台東区上野公園2−1 |
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