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開山の蘭渓道隆の作庭という方丈背後の池泉庭園(さん碧池)。 (現在の庭園は、江戸時代の作庭と考えられている。) 発掘調査では、現在よりも大規模な庭園であったことが裏付けられているという。 「心字池」とも呼ばれ、その由縁は「心」という字を池の形としたため。 往時をしのぶことは難しいようであるが、池に橋を架け、石を置き、松を植えているところは禅寺の庭園らしさを出している。 |
かつて、この庭には、霊松と呼ばれる大きな松の木があった。 大覚禅師(蘭渓道隆)が庭に出てみると、松の木の上から話しかけるものがあるので、「あなたはだれですか?」と尋ねると「鶴岡八幡宮の神である」と答えたという伝説が残されている。 |
長谷の駕籠かきが坂ノ下の海から建長寺まで乗せたのは、方丈の池の主だった。 |
名勝指定の対象は、仏殿前の「柏槇(ビャクシン)の古木」と方丈裏の「池泉庭園」。 |
建長寺は、五代執権北条時頼が宋の蘭渓道隆を招いて開いた日本で初めての「禅専門道場」。 臨済宗建長寺派大本山。 鎌倉五山の第一位。 |
鎌倉市山ノ内8 0467(22)0981 JR北鎌倉駅から徒歩15分 |
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