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鎌倉の歴史において、「茶」といえば壽福寺を開いた栄西のということになるのかもしれない。 我が国最古の茶書といわれる栄西の『喫茶養生記』は源実朝にも献上された。 ただ・・・ 庶民教化に茶の薬用性を用いたのは、極楽寺の忍性だったといわれている。 極楽寺の本堂前に置かれている千腹茶臼は、忍性が病人や貧民に茶を薬として服用させるために、茶をひいた臼と伝えられている。 |
飢饉・天災と極楽寺・忍性の救済事業 極楽寺の忍性が掲げた十の大願 |
宇治川の中州にある十三重石塔は、忍性の師叡尊が漁師の網代や漁具を埋めた上に建立したもの。 漁師には、漁の代わりに宇治茶の栽培を教えたのだという。 それが、今日の宇治茶隆盛につながっているのだとか。 |
極楽寺は真言律宗の寺院。 開山の忍性は社会事業に力を注ぎ「医王如来」と崇められた高僧。 |
鎌倉市極楽寺3−6−7 0467(22)3402 江ノ電「極楽寺駅」からすぐ |
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