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宝生寺(ほうしょうじ)は、高野山真言宗の寺。 山号は懐嶋山。 本尊は大日如来。 阿弥陀堂に安置されている阿弥陀三尊像は、信濃善光寺の本尊の模像で、1195年(建久6年)の造立といわれ、懐島郷を領していた大庭景義の持仏ともいわれている像。 国の重要文化財に指定されている。 |
阿弥陀堂の善光寺式阿弥陀三尊像は、年に一度、4月29日に開帳される。 |
阿弥陀三尊が造立された1195年は・・・ 源頼朝が東大寺の大仏殿の落慶供養に参列するため上洛した年。 頼朝は鎌倉に帰ると信濃善光寺への参詣を計画している。 その計画は「間もなく寒くなるから」という理由で翌春に延期されたが・・・ その頃、大庭景義は・・・ 曽我兄弟の仇討事件後の1193年(建久4年)8月24日、何らかの罪によって出家させられたが、1195年(建久6年)2月9日にその罪を許されている。 頼朝の上洛の供も許された。 都から帰った頼朝が善光寺参詣を計画したときもそばにいたのかもしれない・・・。 東大寺と善光寺は、頼朝がその再興に大きく関わった寺。 室生寺の阿弥陀三尊像の造立と頼朝の善光寺参詣計画とは何か関係があるのかも・・・。 |
懐島城址 (神明大神宮) |
懐嶋山の碑 |
「懐島城址」は、懐嶋郷を領した大庭景義の居館跡。 「懐嶋山の碑」は宝生寺の所有で源頼朝の子の胎盤を納めた塚だったのだという。 |
茅ヶ崎市西久保546 JR横須賀線茅ヶ崎駅よりバス「西久保下車」 徒歩10分 |
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