|
国済寺は、1390年(明徳元年)に深谷上杉氏の祖上杉憲英(のりふさ)が庁鼻和城(こばなわじょう)内に建立した寺。 臨済宗南禅寺派。 本尊は釈迦如来。 開山は峻翁令山(しゅんのうれいざん) |
庁鼻和城は、上杉憲英が康応年間(1389ー1390年)に築いた城で、深谷上杉氏三代(憲英・憲光・憲信)の居城だった。 深谷上杉氏は、憲信の子房憲が深谷城を築いたことにより、深谷上杉を名乗るようになる。 |
上杉憲英は、山内上杉家の祖で初代の関東管領を務めた上杉憲顕の子。 宝篋印塔の基礎部分には「国済寺殿大宗常興大居士 応永十一年甲申八月二日」と刻まれている。 |
上杉憲英の宝篋印塔の前には、上杉氏歴代の墓が並んでいる。 |
上杉憲英は、鎌倉の明月院の開基・上杉憲方の弟。 明月院には「深谷上杉氏ゆかりの寺」と刻まれた石碑が建てられている。 |
国済寺の伽藍は、総門、三門、本堂が直線的に配置された禅宗様式。 総門と三門は市指定の文化財。 |
日吉大神荒神社は、国済寺の鎮守として創建された社。 |
埼玉県深谷市国済寺521 |
大きい地図を見るには・・・右上のフルスクリーンをクリック。 |
|