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善宝寺地図は、戦国期の鎌倉を描いた絵図(相模原市・光明寺所蔵)。 善宝寺の宗旨は不明だが、教恩寺付近にあったと考えられている。 絵図の西(下部)は置石(段葛)。 絵図の南(右)の橋は延命寺橋で、大町大路には米町がある。 絵図の北(左)の法華堂は本覚寺で左上の建物は夷堂と考えられている。 |
教恩寺は、1678年(延宝7年)創建の時宗の寺。 |
善宝寺地図に描かれている小町から大町は、鎌倉時代からの商業地域。 『吾妻鏡』によると・・・ 1251年(建長3年)、幕府は小町屋を指定。 大町、小町、米町、亀谷辻、和賀江、大倉辻、気和飛坂山上以外での商業が禁止され、牛を小路につないではいけないことや小路の清掃を義務付けている。 その後、1265年(文永2年)に再び小町屋の指定が行われ、大町、小町、魚町、米町、武蔵大路下、須地賀江橋、大倉辻に限られた。 |
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