|
大町四ツ角の南を流れる逆川には、朱塗りの「魚町橋」(いおまちばし)が架けられている。 「魚町」(いおまち)の地名は、1265年(文永2年)に指定された小町屋の中の一つにその名がみられ、1850年(嘉永3年)版の「鎌倉一覧之図」には、大町四ツ角の南に「魚町橋」と記されている。 近くには「町屋址」の石碑も建てられているが、「魚町」は甘縄神明神社付近とも推測されていて、その詳細は不明となっている。 ただ、この辺りが鎌倉期に栄えた商業地域であることは間違いのないことだと考えられている。 すぐ近くには鎌倉十橋の一つ「逆川橋」がある。 |
幕府は、1251年(建長3年)、小町屋を指定し、大町、小町、米町、亀谷辻、和賀江、大倉辻、気和飛坂山上以外での商業が禁止され、牛を小路につないではいけないことや小路の清掃を義務付けている。 その後、1265年(文永2年)に再び小町屋の指定が行われ、大町、小町、魚町、米町、武蔵大路下、須地賀江橋、大倉辻に限られた。 |
鎌倉市大町2丁目(大町四ッ角からすぐ) 鎌倉駅東口から徒歩10分 |
大きい地図を見るには・・・ 右上のフルスクリーンをクリック。 |
|