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『大鏡』によると・・・ 藤原兼家は、三船の才(漢詩・和歌・音楽の才)を持つ藤原公任のことを 「どうしてあんなにすばらしいのか」 と褒めたたえ、 「我が子たちは影さえ踏むことが出来ない」 と嘆いて心配していると、 長男・道隆と三男・道兼は、恥ずかしくて身を縮めていたが、五男の道長は・・・ 「影を踏まずに面を踏む」 と言い放ったのだという。 公任の父は兼家と政権を争っていた藤原頼忠。 公任は、出世の面でも道隆・道兼・道長を圧倒していたらしい。 現在の学説では、この逸話は虚構とされているが・・・ 他氏を排斥して権力を掌握していく時代に、恐縮してしまっている道隆・道兼に対し、公任への対抗意識を示した道長の気概を語るものなのかもしれない。 |
三舟の才~藤原道長の三舟の遊興と藤原公任~ |
藤原兼家 |
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肝試し~臆病者の道隆・道兼と沈着冷静な道長~ |
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