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粘土や漆などを混ぜて型で抜き、刺繍の文様を立体的に表現する鎌倉独特の装飾方法。 鎌倉に土紋装飾を施された仏像は七体あるといわれている。 |
来迎寺 如意輪観音半跏像 |
覚園寺 阿弥陀如来坐像 |
宝戒寺 歓喜天像 |
浄光明寺 阿弥陀如来坐像 |
浄智寺 韋駄天立像 |
東慶寺 聖観音立像 |
伝宗庵 (円覚寺塔頭) 地蔵菩薩坐像 |
鎌倉時代には、運慶らの慶派の仏師が活躍し、これまでにない仏像が造立されたが、鎌倉では、慶派の技法を取り入れつつ、中国(宋)の文化も取り入れた鎌倉地方独特の様式があみ出された。 土紋による装飾方法もその一つ。 宋風を取り入れた代表的なものに、高徳院の「鎌倉大仏(銅造阿弥陀如来坐像」、東慶寺の「水月観音菩薩半跏像」、圓應寺の「初江王坐像」があげられる。 |
土紋が施された如意輪観音・・・西御門来迎寺 鎌倉様式の阿弥陀三尊像・・・浄光明寺 土紋が施された聖観音〜東慶寺〜 水面に映る月を眺める水月観音・・・東慶寺 運慶〜鎌倉の武家政権と奈良仏師〜 |
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