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伝宗庵(でんしゅうあん)は、第十一世南山士雲(なんざんしうん)の塔所。 本尊:地蔵菩薩。 士雲が自らが開いた。 土紋装飾の「木造地蔵菩薩坐像」は国の重要文化財(鎌倉国宝館に寄託)。 その他、室町時代作の「木造南山士雲坐像」、「慈恩寺詩板」、「中世文書」を伝えている。 境内には、北鎌倉幼稚園が設置されている。 |
円覚寺横道の石仏群〜okadoのブログ) |
伝宗庵所有の慈恩寺詩板(じおんじしばん)は、室町時代に京都五山の僧侶が慈恩寺の勝景を賞して詠んだ詩を板に刻ませたものを、江戸時代に転写したものと考えられている。 慈恩寺(廃寺)は、大町にあったとされ、刻まれた詩などから、相模湾や富士山を望む場所にあり、境内には様々な草花が植えられ、七層の塔をもつ禅宗寺院であったらしい。 慈恩寺詩板は、2020年(令和2年)、鎌倉市の文化財に指定されている。 |
禅宗では高僧の塔があるところを塔頭という。 円覚寺の塔頭は、その繁栄時には42院を数えたが、現在は19の塔頭が残されている。 |
円覚寺は、八代執権北条時宗が宋の禅僧無学祖元を招いて開かれた。 臨済宗円覚寺派大本山。 鎌倉五山の第二位。 |
鎌倉市山ノ内409 0467(22)0478 JR北鎌倉駅下車すぐ |
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