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遊行寺塔頭の長生院は小栗堂とも呼ばれ、常陸国の小栗十四代城主・小栗満重(小栗判官)の伝説が残されている。 足利持氏に背いて反乱を起こし敗れた満重は、落ち延びる途中で相模国の横山大膳の館に泊まった。 大膳は、遊女・照手姫をつかって満重とその家来10名に毒の酒を飲ませ財宝を奪おうとしたが、満重だけは照手姫によって助けられた。 死を免れた満重は、鬼鹿丸という名馬で遊行寺に逃れ、三河に落ち延びた後、横山一党を滅ぼしたのだという。 満重の死後、照手姫は長生尼となって、満重と家来の霊を弔ったのだとか。 |
1416年(応永23年)、上杉禅秀が足利持氏に対して起こした反乱(上杉禅秀の乱)で満重は上杉方に味方した。 戦後、足利持氏に従うが、かなりの領地を没収されていたという。 「小栗満重の乱」は、その事に恨みをもった反乱と伝えられている。 |
敵御方供養塔 (上杉禅秀の乱) |
花應院 (俣野) |
敵御方供養塔は遊行寺境内にある上杉禅秀の乱で犠牲となった者の供養塔。 西俣野の花應院には「小栗判官照手姫縁起絵巻」が伝えられている。 |
神奈川県藤沢市西富1−8−1 0466-22-2063 藤沢駅北口より徒歩15分 (東海道線・小田急線・江ノ電) |
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