鎌倉手帳(寺社散策)

鎌倉検定 鎌倉の紅葉



稱 名 寺
(今泉不動)


編集:yoritomo-japan.com








称名寺


 稱名寺(浄土宗)は、空海(弘法大師)の開山で「今泉不動」の名で知られる寺院。

 この地は、峰口がいくつも重なる谷戸ということで、九十九谷(つくもだに)と呼ばれている。

 かつては、八宗兼学の寺で名も「円宗寺」といった。

 鎌倉時代には将軍も参詣に来たといわれるが、その後すっかり衰微してしまっていたのを、1684年(貞享元年)に直誉蓮入が再興した。

 江戸時代に増上寺の貞誉大僧正から山号寺号を請け、浄土宗寺院としての基礎が確立され、「稱名寺」と改称されている。


開山 空海(伝)
本尊 阿弥陀如来


リンクボタン鎌倉の浄土宗の寺





弁天堂
弁天堂


☆伝説!江ノ島弁財天のお告げ☆

 武州深川の直誉蓮入という僧が江ノ島の弁財天からお告げを受け、この寺で祈祷を行ったところ、石造の大黒天像の俵からコメがこぼれ出し、以後、参詣者が跡を絶たなくなったという。

 蓮入と村人は、お礼に不動堂と阿弥陀堂を建立したのだとか。





不動堂
不動堂
(今泉不動)

 鎌倉幕府の歴代将軍が信仰したという不動明王が祀られ、不動堂の背後には、石造の大日如来と三十六童子像が置かれている。

 大日如来は不動明王のもうひとつの姿であり、童子は菩薩に従う人々を表したものという。


大日如来
大日如来


三十六童子
三十六童子





陰陽の滝
リンクボタン陰陽の滝
(男滝と女滝)

 弘法大師の伝説が残された滝。

 かつては、この滝に打たれて水垢離をする人が多くいたという。





勢至丸像
勢至丸像

 我が国浄土宗の開祖法然の幼名は勢至丸。

 法然は、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば阿弥陀の力によって極楽浄土にゆくことができる」と説き、多くの人々を救った。

 浄土宗総本山知恩院勢至堂





森林浴を楽しみながら古道を散策

鎌倉湖
リンクボタン鎌倉湖
(散在ヶ池)

 近くに、大船や岩瀬の水田を潤すために江戸時代に山を切り開いて造られた鎌倉湖(散在ヶ池)がある。

 天園ハイキングコースへも合流できる。



今泉・岩瀬の散策(okadoのブログ)









称名寺
稱名寺

鎌倉市今泉4−5−1
0467(45)1774

大船駅より鎌倉湖畔循環バス
今泉不動下車徒歩5分



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