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延命寺(浄土宗)は、五代執権北条時頼夫人が建てたといわれる寺。 運慶作と伝えられる「木造地蔵菩薩立像」は、夫人の身代わりとなったことで夫人の守護仏とされ、裸形彫刻で普段は袈裟を纏っている。 本尊「阿弥陀如来像」は、圓應寺の閻魔大王を彫ったあまりの木で作られたことから「木あまりの像」、また、予定より早く完成したことから「日あまりの像」と呼ばれている。 |
鎌倉観音巡礼第11番札所 (聖観世音) 鎌倉地蔵巡礼第23番札所 (身代地蔵) |
開山 | 専蓮社昌誉能公 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
運慶〜鎌倉の武家政権と奈良仏師〜(okadoのブログ) |
ある日のこと。 北条時頼夫妻が「負けた方が裸になる」という賭けをして双六をしていた。 負けそうになった夫人が地蔵菩薩に念じたところ、裸の地蔵菩薩が双六盤の上に現れ、夫人の身代わりになったという。 延命寺の地蔵菩薩像は「生きている仏に会いたい」という信仰から裸の姿をしている。 そのため「裸地蔵」とも呼ばれている。 |
延命寺には、赤穂浪士岡嶋八十右衛門常樹の遺児が住持したことがあると伝えられている。 岡嶋八十右衛門常樹は、1702年(元禄15年)12月14日、大石内蔵助ら四十七人とともに吉良邸に討ち入り、見事に吉良上野介の首級をあげたが、翌年2月4日、切腹を命じられている。 |
鎌倉市材木座1−1−3 0467(22)5464 鎌倉駅東口より徒歩5分 |
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