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東京国立博物館に収蔵されている源頼朝像は、鶴岡八幡宮の白旗神社に安置されていたものと伝えられている。 1590年(天正18年)、小田原征伐を終えた豊臣秀吉は、奥州平定へ向かう途中の7月17日、鶴岡八幡宮を参拝。 源頼朝を祀る白旗神社の源頼朝像を撫でながら天下を語ったのだとか。 |
秀吉は、頼朝像を見ると近くに寄っていき・・・ 「微小な身の育ちでありながら天下をとったのは、御身と吾だけである。 しかし、御身の先祖は関東で威をはり、挙兵すれば多くの兵が従い天下をとるのも容易であったろうが、吾は名もない卑属から天下をとったのだから、吾の方が出世頭である」 と語ったのだとか。 そして・・・ 「御身と吾は天下友達である」 といって像の背中を叩いたのだという。 この翌年、秀吉は徳川家康に命じて鶴岡八幡宮の修繕にとりかかっている。 鶴岡文庫で常設展示されている鶴岡八幡宮の模型は、秀吉が作成させた「鶴岡八幡宮修営目論見絵図」(修理の設計図)をもとに作られたもの。 |
頼朝に天下を語った翌年、 秀吉は、鶴岡八幡宮の修繕を徳川家康に命じている。 鶴岡文庫で常設展示されている鶴岡八幡宮の模型は、秀吉が作成させた「鶴岡八幡宮修営目論見絵図」(修理の設計図)をもとに作られたもの。 |
白旗神社は、源頼朝と源実朝を祀る鶴岡八幡宮の末社。 |
鶴岡八幡宮は、1063年(康平6年)に源頼義が京都の石清水八幡宮を勧請して創建した鶴岡若宮を前身とし、1180年(治承4年)に源頼朝が現在地に遷した。 以後、武家の都「鎌倉」の中心に置かれ、長く武家の崇敬を集めた。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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