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興国寺城は、1487年(長享元年)に北条早雲(伊勢新九郎盛時)が初めて城主となった城。 駿河国守護の今川義忠のもとに身を寄せていた早雲は、義忠死後の今川家の相続争いをまとめ、その功績によりこの城を手に入れた。 そして、1491年(延徳3年)、伊豆国の堀越公方の内紛に乗して、堀越公方足利茶々丸を滅ぼして韮山城に移った。 その後、興国寺城は、今川、武田、北条による争奪戦が繰り広げられた。 関ヶ原の合戦後は徳川家康の支配下となるが、城主となった天野康景が逐電したことから1607年(慶長12年)に廃城となった。 |
天野康景は、源頼朝の挙兵に参じ、御家人として仕えた天野遠景の末裔。 |
興国寺城の天守台の下に建てられた穂見神社。 安政の大地震による津波の被害で苦しんでいた村民が、1858年(安政5年)、五穀豊穣を願って高尾山穂見神社を勧請したのだという。 |
静岡県沼津市根古屋 JR東海道線「原」駅から徒歩30分 |
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