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昔、魚を売ることを業としていた源十朗という者がいた。 ある日、源十朗の背負子(しょいこ)に中に、犬に追いかけられた狐が飛び込んできた。 源十朗は背負子の中の魚が気にはなったが、犬を追い払い狐を助けてあげた。 その晩、源十朗の夢の中にその狐が現れ、「魚売りをやめて佐助ヶ谷でダイコンを作れば大きな富が得られる」というお告げがあった。 俄かに信じ難いものであったが、源十朗は言われるがままにダイコンを作りはじめた。 その冬に疫病が流行り、鎌倉中にひろまった。 そんな時にある者の夢の中に神が現れ、「源十朗の作ったダイコンを食べれば病が治る」とお告げをしたことから、源十朗の作ったダイコンが飛ぶように売れ、大金持ちになったという。 源十朗は狐に感謝し稲荷明神の社を建てた。 それが現在の佐助稲荷神社だということだ。 |
平成28年、佐助稲荷神社のダイコン伝説から栽培が始められたというハマダイコンが「鎌倉大根」としてデビューした。 |
佐助稲荷神社の霊験〜源十朗の大根物語 初午祭・・・佐助稲荷神社 |
繁栄稲荷大明神 |
一夜菜稲荷 |
光明寺の繁栄稲荷大明神の伝説によると、子狐を助けた然阿良忠は親狐から薬種をもらい、人々を病から救ったのだとか。 別願寺の一夜菜稲荷の伝説によると、祠の前に菜種を蒔くと一夜で育ち、病の者が救われたのだとか。 |
伏見稲荷大社は、全国の稲荷神社の総本社。 清少納言や源頼朝が信仰した農耕の神・疫病を鎮める神。 |
初午に伏見稲荷を参拝した清少納言〜枕草子:うらやましげなるもの〜 |
佐助稲荷神社は、源頼朝が畠山重忠に建立させたと伝えられる神社。 「佐助」という名称は、佐殿(すけどの)と呼ばれていた頼朝を助けたという意味から付けられたといわれている。 |
鎌倉市佐助2−22−12 鎌倉駅西口より徒歩15分 |
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