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伝説に関する記述について、最も適当なものを1〜4から選びなさい。 |
(96) | 仏殿天井に描かれた「雲龍」に関して,夜毎水を飲むために出歩き,お堂がきしんで困ったので,出歩かないように両目をつぶしたところ,音がしなくなったという逸話がある寺院はどこか。 |
1 円覚寺 3 壽福寺 |
2 常楽寺 4 建長寺 |
常楽寺の仏殿に描かれている雲龍図は狩野雪信作。 夜になると動き出したため、両目の視力を奪われたため目には光がない。 |
(97) | ある夜,滑川に十文を落としたとき,家臣に五十文の松明を買わせて捜索させたのは損だといぶかる同僚に,「十文を川で落として失うのは損失だが,松明に使った五十文は商いで利益を生む」と説いた人物はだれか。 |
1 江間光時 3 青砥藤綱 |
2 宿屋光則 4 比企三郎高家 |
五代執権北条時頼に仕えていたとされる青砥藤綱という武将は、東勝寺橋で滑川に10文銭を落してしまったことから、家来に命じて50文の松明を買ってこさせて10文銭を探させたと伝えられています。 |
(98) | 捕らわれの身となった唐糸のために,娘の万寿姫が源頼朝の前で舞を舞って唐糸の命を救ったという逸話がある唐糸にゆかりの唐糸やぐらはどこの切通の上にあるか。 |
1 釈迦堂切通 3 朝夷奈切通 |
2 極楽寺切通 4 大仏切通 |
唐糸は、源頼朝の従兄弟・木曽義仲が頼朝の様子をうかがうため鎌倉へ送り込んだ琵琶と琴の名手(義仲の家臣手塚太郎光盛の娘)。 頼朝が義仲を討とうとしていることを知ると、頼朝を暗殺しようとしたため幽閉されていたのだと伝えられています。 |
釈迦堂切通 |
唐糸やぐら |
(99) | 日蓮が念仏宗徒に松葉ヶ谷の草庵を焼き討ちされたとき,裏山の洞窟へ日蓮を導いたという逸話が残る動物は何か。 |
1 白犬 3 白鷺 |
2 白蛇 4 白猿 |
1260年(文応元年)7月16日、『立正安国論』を著した日蓮は、それを北条時頼に提出しますが、それから間もない8月27日、日蓮の草庵は、他宗派の信徒によって焼き討ちに遭ってしまいます(松葉ヶ谷法難)。 そのときに、日蓮の前に白猿が現れ、日蓮をお猿畠へと導いたといわれています。 |
法性寺 (逗子市) |
日吉大社 (滋賀) |
※ | 日蓮救ったのは、かつて修行した比叡山の山王権現(日吉大社)の白猿だったという伝説も。 |
(100) | 鎌倉攻めに際し,新田義貞は潮の満ちた稲村ヶ崎で,何を海に投じて龍神に祈り,鎌倉に攻め入ることができたとされるか。 |
1 高僧が記した御札 2 黄金造りの太刀 3 後醍醐天皇から下賜された弓矢 4 銅銭 |
1333年(元弘3年)、鎌倉幕府は稲村ヶ崎を突破した新田義貞によって滅ぼされました。 稲村ヶ崎には、義貞が海に黄金の太刀を投げ入れて龍神に祈願すると潮が引いたという伝説が残されています。 |
祭り・行事の問題 |
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