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梶原八幡神社は、梶原景時が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請した社。 1191年(建久2年)4月、景時は源頼朝から鶴岡八幡宮の古神体を譲り受け、6月、所領である八王子に奉祀したのだという。 鶴岡八幡宮は、この年の3月4日に発生した火事により焼失(建久2年の大火)。 『吾妻鏡』によると、すぐさま再建にとりかかった頼朝は、4月26日、大臣山の中腹に神殿を造営し、上棟式を行っている。 |
応神天皇(おうじんてんのう) 比売命(ひめのみこと) |
景時が勧請したときの棟札が残されていたが、戦災で焼失してしまったのだという。 奉勧請相州鶴岡 当社別当覚正 奉勧請八幡宮 大旦那 梶原平三景時 建久二年辛亥六月十五日大工左衛門五郎 |
建久2年の大火の後、再建された鶴岡八幡宮は、火事による被害を防ぐため、山の中腹に本宮を建てられ、現在のような上下両宮の姿となった。 |
かつての参道には、景時が鶴岡八幡宮を勧請した際に植えたとされる大杉が聳えていた。 都の天然記念物に指定され、都内随一の大杉と言われていたが、樹盛が衰え、1972年(昭和47年)に伐採された。 |
東京都八王子市元八王子町3−2284 JR線・京王線「高尾駅」下車からバスで線「宮の前」下車徒歩3分 |
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