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鶴岡八幡宮の裏山は「大臣山」。 何故「大臣山」と呼ばれるのかは定かではないが・・・ 伝承によると、大織冠という官位を授かり鹿島神宮へ詣でた藤原鎌足が、帰京する際に相模国の由比郷に宿泊し、夢のお告げによって持っていた鎌槍をこの山に埋めたからなのだという。 また、鎌足が埋めた鎌槍から「鎌倉」という地名が生まれたとも伝えられている。 ただ、鎌倉幕府の歴史書『吾妻鏡』には「大臣山」という記載はなく、1180年(治承4年)、源頼朝が鶴岡八幡宮を由比郷から遷座したときも小林郷北山と記されている。 「八幡大神を祀る奥の山」という意味で、「大神山」とするのが正しいという説もある。 |
※ | 藤原鎌足の伝承は、「持っていた鎌(鎌槍)を大蔵の松ヶ岡に埋めた」というところから起こっているが、松ヶ岡が何処なのかは不明。 浄妙寺にも同じような伝説が残されている(参考:伝説の鎌足稲荷)。 |
1873年(明治6年)4月15日、明治天皇は、大臣山から我が国最初の陸軍野外演習を観覧。 |
大臣山山上にある碑。 碑は、1928年(昭和3年)の御大典記念(昭和天皇の即位)に、鶴岡八幡宮奉賛会、在郷軍人会鎌倉町分会、同鎌倉郡連合分会によって建てられたもの。 ※山上へは上がれません。 |
明治天皇を祀る明治神宮は、2020年(令和2年)で創建100年。 |
鶴岡八幡宮は、1063年(康平6年)に源頼義が京都の石清水八幡宮を勧請して創建した鶴岡若宮を前身とし、1180年(治承4年)に源頼朝が現在地に遷した。 以後、武家の都「鎌倉」の中心に置かれ、長く武家の崇敬を集めた。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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