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鶴岡八幡宮の節分祭では、本殿の祭儀で弓矢を授けられた神職が、舞殿(下拝殿)で「鳴弦の儀式」を奉仕します。 この儀式では、矢は放ちませんが、弓の弦を鳴らし、その音で悪鬼邪霊を追い払うという意味をもっています。 「鳴弦の儀」が終わると豆撒きが行われます。 |
『吾妻鏡』によると、1182年(養和2年)8月12日、源頼家が誕生すると、悪魔払いのため大庭景義らによって弓を鳴らす「鳴弦」が、上総広常によって鏑矢を放つ「引目」の儀式が行われています。 1192年(建久2年)8月9日、源実朝が誕生した時も同じように「鳴弦」と「引目」の儀式が行われました。 |
節分の豆まきは、大晦日に宮中で行われていた悪鬼を追い払う「追儺」(ついな)という行事に由来。 追儺は「おにやらい」「なやらい」とも呼ばれていました。 紫式部の『源氏物語』にも描かれています。 |
『枕草子』には節分に方違えが行われていたことが記されている。 清少納言は「すさまじきもの」としているが、それが「豆まき」へと変化していったらしい。 |
清少納言 節分の方違え〜「すさまじきもの」から「豆まき」に〜 |
節分は、節目の邪気(鬼)払いを行う日。 大寒から立春となる節目に、鬼に豆をぶつけ、邪気を追い払い、無病息災を願うという意味があります。 |
2024年の節分は 2月3日(土) |
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