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毎年8月16日、青蓮寺では施餓鬼法要が行われ、本尊「木造弘法大師坐像」が開帳されます(国の重要文化財)。 この像は、鎌倉時代のもので、手足を動かすことができることから「鎖大師」と呼ばれています。 『新編鎌倉志』には・・・ 「弘法自作の木造あり。 鎖大師というなり。 鎖を以て膝を屈伸するように造る故名づく」 と記されているようです。 また、裸形彫刻でもあり、絹の衣を纏っています。 もとは鶴岡八幡宮の等覚院にあったものと伝えられています。 |
本尊弘法大師像(鎖大師)は、もとは鶴岡八幡宮の供僧坊等覚院にあったが、神仏分離によって松源寺に移された。 しかし、像が一人で壽福寺へ行き、しばらく壽福寺に滞在していたという。 その後、青蓮寺の住職の夢枕に現れて「迎えに来るように」とのお告げがあったため、青蓮寺に移されたのだという。 |
裸形彫刻は鎌倉独特のもの。 延命寺の地蔵菩薩像、鶴岡八幡宮の弁財天像、江ノ島の弁財天像、薬王寺の日蓮像などがある。 |
裸形彫刻の仏像 |
鎖大師は定期的に開帳されているようです。 |
1月1日 1月21日(初大師) 4月第3土曜日(鎖大師正御影供大祭) 8月16日(施餓鬼法要) 12月21日(納め大師) 12月31日 |
青蓮寺は、弘法大師(空海)の霊場。 弘法大師が護摩の修業を終えると、天女から仏舎利(釈迦の骨)を授けられ、翌日には、池に青い蓮華の花が咲きそろっていたという。 |
鎌倉市手広769 0467(31)1352 JR大船駅より江ノ島行、津村行バス「鎖大師」下車 |
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