紫式部「光る君へ」


現光寺
光源氏・松尾芭蕉旧蹟:須磨


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現光寺


 現光寺(げんこうじ)は、1514年(永正11年)創建といわれる浄土真宗西本願寺の末寺。

 本尊は阿弥陀如来。

 須磨に蟄居した光源氏が住まいしていた地と伝えられ、紫式部『源氏物語』ゆかりの寺として知られている。

 そのため、源氏寺とも呼ばれてきた。 




光源氏月見の松
光源氏月見の松

 現光寺は、謡曲「須磨源氏」の舞台となり、本堂横には「光源氏月見の松」がある。



松尾芭蕉句碑
松尾芭蕉句碑

 江戸時代前期の俳諧師・松尾芭蕉も、光源氏が見た須磨の名月を見るためこの地を訪れている。

 「見渡せば ながむれば見れば 須磨の秋」

 この句は、芭蕉が訪れたのが春だったため、光源氏が見た秋の月ではなかったことを残念に思って詠んだ句なのだとか。



正岡子規句碑
正岡子規句碑

読みさして 月が出るなり 須磨の巻



須磨の関跡
須磨の関跡

 清少納言の『枕草子』には・・・

 「関は、逢坂の関・須磨の関・鈴鹿の関・岫田の関・白河の関・衣川の関」と記されている。

 歌人・源兼昌は、「淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守」と詠んだ。



関守稲荷神社
リンクボタン関守稲荷神社

 近くの関守稲荷神社に歌碑が建てられている。





石山寺本堂:紫式部
リンクボタン紫式部源氏の間
(大津市:石山寺)

 石山寺「源氏の間」は、本堂の相の間にある部屋。

 中秋の名月が琵琶湖に映る美しい景色を見た紫式部は・・・

 この部屋で蟄居を余儀なくされた在原行平の須磨での日々を重ねあわせながら、「須磨」・「明石」の両巻から『源氏物語』を書き始めたのだという。



源氏物語~須磨・明石~










現光寺
現光寺

兵庫県神戸市須磨区須磨寺町1-1-6

JR・山陽電車「須磨駅」から徒歩7分
山陽電車「須磨寺駅」から徒歩5分



『源氏物語』須磨・明石



紫式部・源氏物語
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