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日野山は霊山として信仰されてきた山。 越前富士とも呼ばれ、越前で暮らした紫式部は『紫式部集』に「目に近き日野岳」と記している。 その日野岳に初雪が降った日、紫式部は、 「ここにかく 日野の杉むら 埋む雪 小塩の松に けふやまがへる」 と詠んだ。 |
紫式部の越前下向を記念して整備された紫式部公園からも日野山が見える。 |
紫式部公園の紫式部像の視線の先には日野山。 |
「光る君へ 越前 大河ドラマ館」が設置されている「しきぶきぶんミュージアム」前からも。 |
紫式部が詠んだ日野山の歌は・・・ 日野山に積もった雪を眺めながら、氏神と崇めた都の大原野神社を思い出して詠んだ歌。 |
大原野神社は小塩山の麓に鎮座。 藤原氏の氏神・春日大社を勧請して創建された「京春日」と呼ばれる社。 『源氏物語』~行幸の巻~には、冷泉帝の行幸の様子が描かれている。 |
996年(長徳2年)、紫式部は越前守に叙任された父の藤原為時に同行して越前国へ下向。 |
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