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妙香池(みょうこうち)は、方丈の後ろ側、正続院(舎利殿)の入口下の放生池。 夢窓疎石の作庭と伝えられている。 1978年(昭和53年)に江戸時代の絵図に基づいた大改修が行われ、岩盤を景観の中心として復元された。 露出した岩は「虎頭岩」と呼ばれ、波浪の浸食に模して造られている。 |
作家大佛次郎は、小説『帰郷』で妙香池の様子を次のように描いている。 「日陰から見ると、日なたの地面に薄く陽炎が立っていた。 幾つかある僧庵に通ずる道が、崖を削って段を作ってあるのに、梅の花びらが昨日の雨で貼りつけたように残っている。 池があって、岸辺の桜が映っている中を、緋鯉がゆっくりと泳いでいるのを、ふたりとも立ち止まって眺めた。」 |
円覚寺は、八代執権北条時宗が宋の禅僧無学祖元を招いて開かれた。 臨済宗円覚寺派大本山。 鎌倉五山の第二位。 |
鎌倉市山ノ内409 0467(22)0478 JR北鎌倉駅下車すぐ |
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