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浄智寺背後の天柱峰(標高97メートル)は、中国元の僧で浄智寺の住職も勤め、この丘を愛した竺仙梵僊が名付けたという。 「天柱」とは「世を支える道義」という意味。 竺仙梵僊は、ここからの景色を愛し、麓を終焉の地と定めて塔所「楞伽院」(りょうがいん)を構えて、詩文集「天柱集」を著した。 天柱峰山頂の「天柱峰碑」は昭和16年の建立。 葛原ヶ岡・大仏ハイキングコースの浄智寺〜葛原岡神社間の中程が山頂。 |
天柱峰には昭和初期まで「金峰松」と呼ばれた巨木があった。 由比ヶ浜の海からも望むことができたそうで、古くから、漁師たちはこの「名松」を帰航目標としていたという。 |
「天柱峰碑」背後の塔は、竺仙梵僊の供養塔といわれている。 |
葛原ヶ岡・大仏ハイキングコースは、浄智寺から葛原ヶ岡を抜けて鎌倉大仏までのハイキングコース。 途中には葛原岡神社、源氏山公園、銭洗弁財天、佐助稲荷神社などがある。 |
浄智寺は、鎌倉五山の第四位。 その格式にふさわしく、盛時には、蔵雲庵・正昭庵・正源庵などの塔頭や諸堂があったという。 |
鎌倉市山ノ内1402 0467(22)3943 北鎌倉駅より徒歩10分 |
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