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海蔵寺の薬師堂は、1777年(安永6年)に浄智寺から移築されたもので、1577年(天正5年)の建物といわれている。 |
海蔵寺の本尊・薬師如来像(江戸時代)は、胎内仏(薬師の頭部(鎌倉時代))を納めたもので、「啼薬師」あるいは「児護薬師」と呼ばれ、子育てにご利益があるといわれている。 胎内の像は、鎌倉時代のもので、拝観できるのは61年ごと。 脇侍の日光菩薩・月光菩薩と十二神将像とともに仏殿に安置されている(江戸時代)。 |
※ | 胎内像の開帳は、初回の開帳年が明らかでなく、したがって次回開帳が何年になるのか不明。 |
ある日、毎晩のように赤ん坊の泣き声がするため、開山の源翁禅師が行ってみると、金色の光と甘い香りが漂う古い墓があった。 禅師が経を読みながら掘っていくと、薬師さまの顔が出てきたという。 その薬師さまの顔をこの寺の薬師像の胎内に納めたといわれる。 |
海蔵寺の大型の木造古位牌は、応永30年(1423年)、永正12年(1515年)の銘のある古いもの。 天園ハイキングコースにある朱垂木やぐら内部に浮き彫りされた位牌と同じ形。 |
海蔵寺は、殺生石の伝説でも知られる心昭空外(源翁禅師)よって開かれた寺。 本尊の薬師如来は、鎌倉十三仏に数えられている。 |
鎌倉市扇ガ谷4−18−8 0467(22)3175 鎌倉駅西口より徒歩20分 |
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