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京都：斎宮神社
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| 斎宮神社は、伊勢神宮に奉仕した斎王が身を清めた野宮の旧蹟。 斎王は、野宮で心身を清めてから伊勢に赴いた。 「野宮」の場所は天皇の即位ごとの定められていたが、嵯峨天皇の皇女・仁子内親王のときから嵯峨野に造営されたのだという。 祭神は天照大神。 |
～斎王～
| 斎王は、伊勢神宮や賀茂神社（上賀茂神社と下鴨神社）に奉仕した未婚の内親王または女王のこと。 伊勢神宮の斎王は「斎宮」、賀茂神社の斎王は「斎院」とも呼ばれる。 |
  賀茂別雷神社（上賀茂神社） |
 賀茂御祖神社（下鴨神社） |
| 賀茂神社の祭礼は賀茂祭（葵祭）は、斎王が主宰していた。 |
野宮神社| 竹林の小径にある野宮神社も野宮の地に鎮座する神社。 紫式部の『源氏物語』～賢木の巻～の舞台とされ、光源氏と深い関係にあった六条御息所が斎王となったの娘（のちの秋好中宮）とともに伊勢に赴くところが描かれている。 |
～ちはやぶる～
| 『伊勢物語』で斎宮の女房と勅使の男が詠んだ歌と、『源氏物語』で六条御息所と光源氏が詠んだ歌。 |
| ちはやぶる 神の斎垣～伊勢物語と源氏物語の歌～ |
～「別れの御櫛」と『源氏物語』～
| 伊勢神宮に奉仕する斎王（斎宮）は、伊勢に赴く際、大極殿で天皇から「別れの御櫛」を挿してもらったのだという。 紫式部の『源氏物語』～賢木の巻～には、その様子が描かれている。 |
～「別れの御櫛」と三条天皇～
| １０１４年（長和３年）９月２０日、三条天皇の皇后宮・藤原娍子が産んだ当子内親王が斎王（斎宮）として伊勢へ赴くことに。 「別れの御櫛」に臨んだ三条天皇は、互いに振り返ってはならない決まりにもかかわらず、別れがたさから思わず振り返ってしまったのだとか。 |
大極殿跡| 大極殿は、平安京の大内裏（平安宮・宮城）にあった朝堂院の正殿。 |
斎宮邸跡| 斎宮邸は、斎王（斎宮）の居所で、西京高校がその跡地の一つとされている。 |
斎宮神社
| 京都市右京区嵯峨野宮ノ元町３４ 嵐電「車折駅」下車徒歩５分 |
洛西エリアの寺社・史跡
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