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常徳寺は、平安時代に建てられた天台宗の知足院を始まりとする寺。 知足院は、賀茂祭(葵祭)の斎王の還さ(かえさ・還御)の様子を記した清少納言の『枕草子』に登場する寺。 『枕草子』によると、雲林院と知足院は賀茂祭見物の名所となっていたらしい。 源義経の母・常盤御前が安産祈願のために参った寺とも伝えられ、地蔵菩薩は「常盤地蔵」と呼ばれる。 常盤御前が住んでいたとも・・・ 江戸時代に日蓮宗の寺院として再興された。 |
997年(長徳3年)4月16日、賀茂祭の日、花山法皇が藤原公任と藤原斉信の牛車を襲わせる事件が発生。 翌日、藤原道長が検非違使を出動させる事件となったが、清少納言の最初の夫・橘則光が交渉して花山法皇に襲った者を引き出させている。 この日、藤原道長と藤原実資は、斎王還御の行列を見物するため、知足院辺りに車を停めていたのだとか。 |
花山法皇の濫行事件〜賀茂祭の日に検非違使出動!〜 |
京都市北区紫竹東栗栖町28 |
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