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伊豆神社は、892年(寛平4年)、比叡山の尊意が三嶋大明神を勧請して創建したと伝えられる社。 伊豆の社名は、三嶋の地(伊豆)に由来するものなのだとか。 947年(天暦3年)には、賀茂御祖神社(下鴨神社)が勧請され、神田神社が併設された。 伊豆神社が鎮座する堅田一帯は下鴨神社の御厨で、堅田から琵琶湖の鮮魚を下鴨神社へ献上することで諸役が免除されていたのだという。 中世には、琵琶湖の水運に絶大な特権をもち、堅田大宮と称された。 祭神は、大山祇命(おおやまずみのみこと)。 |
三嶋大社 (三島市) |
三島神社 (伊東市) |
三嶋大社は伊豆国一ノ宮。 創建は不明だが、通説では賀茂郡三島郷、賀茂郡大社郷白浜、そして田方郡小河郷の伊豆国府(現社地)へ遷座されたのだという。 伊東市富戸の三島神社は、賀茂郡白浜から遷座する際に祀られたと伝えられる神社。 「三島」の呼称は伊豆諸島に対する尊称「御島」(みしま)に由来するのだという。 三嶋大社が現在地に遷座されたことがわかる最初の資料は、源頼朝が挙兵した1180年(治承4年)の『吾妻鏡』の記事。 |
ハート形の霊石を擦ると、「幸福になれる」「恋しい人にその想いが叶う」と言い伝えられている。 |
上賀茂神社と下鴨神社の祭礼「葵祭」の前日(5月14日)には、近くの神田神社とともに下鴨神社へ鮒を献上する「献饌供御人行列」(堅田供御人鮒奉献奉告祭)が行われる。 |
浮御堂 |
本福寺 |
浮御堂は、恵心僧都源信が衆生済度と琵琶湖の湖上安全を祈願して阿弥陀仏を安置した堂。 源信は、紫式部の『源氏物語』の最後の十帖「宇治十帖」に登場する横川の僧都のモデルともいわれる。 本福寺は鎌倉時代末期に創建された寺で、寛正の法難で堅田に逃れてきた蓮如が堅田衆からの支持を得て、「堅田門徒」と称せられるほどの勢力を得たのだという。 |
滋賀県大津市本堅田1-19-26 JR堅田駅からバス「堅田出町」下車 |
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