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平野神社(ひらのじんじゃ)は、平城京の宮中に祀られたのが始まりで、794年(延暦13年)の平安遷都の際に大内裏近くに遷座された社。 祭神は、今木神(いまきのかみ)・久度神(くどのかみ)、古開神(ふるあきのかみ)、比賣神(ひめのかみ)。 源氏・平氏・高階氏・大江氏・中原氏・清原氏・菅原氏・秋篠氏の氏神として崇敬され、「八姓の祖神」と称された。 985年(寛和元年)、花山天皇が桜を手植えして以来、桜の名所として知られるようになる。 春の桜花祭は花山天皇が手植えした4月10日に行われている。 本殿は、4殿2棟で、寛永年間(1624 - 1644)の再建(重要文化財)。 |
清少納言は『枕草子』に素晴らしい神として・・・ 松尾大社・石清水八幡宮・大原野神社・春日大社・平野神社・水分神社・上賀茂神社・下鴨神社・伏見稲荷大社を挙げている。 そして、平野神社の空家に「御輿がお泊りになる」と聞いて、とても素晴らしいと記している。 また、斎垣に蔦などがとても多くかかっていて、紅葉が色々と多くあって 「ちはやぶる 神のいがきに 這ふ葛も 秋にはあへず うつろひにけり」 という紀貫之の歌が思い出され、長い間、車を止めていたらしい。 清少納言は、平野神社を氏神としていた清原氏の一族。 一族の清原頼業を祀る車折神社には、清少納言社が建てられている。 |
京都市北区平野宮本町1 市バス「衣笠校前」下車 徒歩約2分 |
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