鎌倉手帳(寺社散策)

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仙波東照宮
〜川越市〜


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仙波東照宮


 徳川家康を祭神とする社。

 1633年(寛永10年)、天海喜多院に東照社として創建。

 1638年(寛永15年)1月の川越大火で焼失してしまうが、同年6月には、徳川家光が川越城主で老中だった堀田正盛を造営奉行として再建に着手し、1640年(寛永17年)に完成させた。

 本殿前に並ぶ石灯籠は、歴代藩主が奉納したもの。

 拝殿内には、「三十六歌仙絵額」(岩佐又兵衛筆・重要文化財)、岩槻藩主の阿部重次が奉納した「鷹絵額十二面」がある。


仙波東照宮


仙波東照宮


仙波東照宮









仙波東照宮随神門
随神門

 1616年(元和2年)、駿府城で亡くなった家康久能山(久能山東照宮)に葬られ、翌年、一周忌を経て日光の東照社(日光東照宮)に分霊された。

 その際、喜多院では天海による法要が行われ、後水尾天皇から「東照大権現」の勅額が下賜されたのだという。

 かつての随神門にはその額が掲げられていたのだという。



日光東照宮

 日光東照宮には源頼朝も祀られている。


東照宮





仙波東照宮石鳥居
石鳥居

 石鳥居は堀田正盛の奉納で、柱には「東照大権現御宝前 寛永十五年九月十七日堀田加賀守従四位下藤原正盛」と刻まれている。





〜移転した中院〜

中院
リンクボタン中院

 830年(天長7年)に円仁(慈覚大師)が開創した無量寿寺の三院の一つ中院は、東照宮が建てられた地にあったが、東照宮の創建に伴い移転したのだという。









仙波東照宮
仙波東照宮

川越市小仙波町1−21−1

東武東上線・JR川越線「川越駅」から徒歩約20分
東武東上線「川越市駅」から徒歩約18分
西武新宿線「本川越駅」から徒歩約15分


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