鎌倉手帳(寺社散策)

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東光寺の仏殿
〜山梨:甲府〜

編集:yoritomo-japan.com








甲府東光寺仏殿


 東光寺の檜皮葺きの仏殿は、その様式から室町時代後期の建築と考えられている。

 1582年(天正10年)の織田信長による武田征伐(甲州征伐)、1945年(昭和20年)の甲府空襲の戦火から免れた貴重な禅宗様(唐様)の仏殿(国重文)。

 本尊の薬師如来像と十二神将像が安置されていることから「薬師堂」とも呼ばれている。



〜薬師如来坐像と十二神将像〜

 東光寺は、1262年(弘長2年)に鎌倉建長寺開山の蘭渓道隆が禅宗寺院として再興するまでは密教寺院だった。

 本尊の薬師如来坐像とその従者である十二神将像は、鎌倉時代の作と考えられ、いずれも県の文化財に指定されている。





円覚寺舎利殿
円覚寺舎利殿

 鎌倉円覚寺舎利殿は、東光寺の仏殿と同じく中世の禅宗様式を伝える建築物で国宝。

 山梨県では清白寺の仏殿(山梨市:国宝)や最恩寺の仏殿(南部町:重文)が中世禅宗様式を今に伝えている。









甲府東光寺
リンクボタン東光寺

 東光寺は、鎌倉時代に蘭渓道隆が禅宗寺院とした古刹。
 戦国期には武田信玄によって定められた甲府五山の一つとなった。


山梨県甲府市東光寺3−7−37

JR中央線・酒折駅より約徒歩20分
JR身延線・善光寺より約徒歩15分



武田信玄をめぐる甲府
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