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『古今著聞集』によると・・・ ある人が石清水八幡宮に参って一晩籠ったときの事。 夢の中で、御殿の扉が開き、神が気品ある声で「武内宿禰」(たけうちのすくね)を呼んだ。 高齢白髪の人物が神前に進み出ると、再び気品のある声で、 「世の中が乱れようとしている。 しばらく時政の子となって世を治めよ」 と命じ、老翁がそれを承諾したところで夢から覚めた。 『古今著聞集』は、北条義時が武内宿禰の生まれ変わりだと伝えている・・・ |
石清水八幡宮の祭神は、八幡神と呼ばれた応神天皇。 応神天皇の母は神功皇后。 武内宿禰は神功皇后を支えた忠臣。 |
石清水八幡宮は源氏の氏神。 武神と言われた源義家は、石清水八幡宮の神前で元服したことから「八幡太郎」と呼ばれた。 |
鶴岡八幡宮 |
鶴岡八幡宮本宮 |
源頼朝が武家の都の中心に据えた鶴岡八幡宮は、源頼義が石清水八幡宮を勧請して創建した社。 本宮には、武内宿禰を祀る武内社が置かれている。 |
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